はじめに
こんにちは、東京深川行政書士事務所です。
「面倒な役所の手続きの代行を依頼したい」
「内容証明郵便や契約書、公正証書作成の相談に乗ってほしい」
行政書士の出番になるわけですが、普段から利用していないとどうやって探したらいいか考えてしまいますよね。
身近な法律家と呼ばれる行政書士ですが、日々取引があるという人は非常にまれだからです。
そこでページでは、行政書士の探し方について、プロの立場からお勧めの方法をお伝えします。
行政書士の多くは特定分野に特化
まず、大事なポイントです。
行政書士は、取り扱える業務が驚くほど多数あります。
1万種類を超えるとも言われており、その範囲は膨大になってきました。
よく医師に例えられますが、「内科」「皮膚科」「外科」など特定分野があり、自分の悩みに合わせた病院を探すはずです。
例えば、花粉症の悩みなのに、歯医者に行く人はいないでしょう。
行政書士を含め、法律の専門家にも、さまざまな分野が存在しており、行政書士も特定の分野に特化する傾向があるのです。
もちろん、自分がメインとしていない分野でも、一定の知識は有しています。
ですが、その行政書士が、得意とする分野に依頼したほうが確実です。
分野としては次のようなものが挙げられます。
- 許認可に特化(建設業許可・不動産業許可など)
- 相続分野に特化(遺言書作成・相続手続き)
- トラブル解決に特化(離婚協議書作成・内容証明作成・刑事告訴など)
- 企業法務に特化(契約書作成・許認可、補助金申請など)
いろいろとあると思いませんか?
ここからさらに細かな部分があるのです。
これだけ多数に及ぶのですから、行政書士を探すのなら、自分が依頼したい分野に特化している事務所を探したほうがいいでしょう。
行政書士の探し方
実際の行政書士の探し方としては、次のような方法があります。
知り合いの行政書士に依頼する、紹介をしてもらう
知り合いの行政書士がいるのなら、そこに依頼する・紹介をしてもらう方法は確実です。
知り合いであれば安心でしょうし、期待を裏切られるようなことはないでしょう。
得意分野でなければ、初めから正直に話してくれるはずです。
人に知られたくないような事柄があったとしても、行政書士には守秘義務があります。
知り合いだからといって、他人に秘密を漏らすことはありません。
行政書士は、行政書士会に登録しなければいけません。
活動や研修などで他の行政書士とつながりも持ちます。
自分の特化分野ではない場合でも、ほかの行政書士を紹介してくれるでしょう。
電話帳で探す
電話帳を使って行政書士を探す方法も、いまだに健在です。
現在の流れから考えれば、電話帳で行政書士を探すという方法はかなり少なくなりました。
電話帳を使う機会は激減しており、積極的に掲載しようという行政書士も少なくなったからです。
それでも古くからあるところは乗っていますので、一定数は見つけることができるでしょう。
看板等
街をあるけばさまざまな看板を目にします。
まれに行政書士の看板も目に付くことがあるでしょう。
しかし、このような看板は、それこそいっぱいあるわけではありません。
行政書士の大半は看板を出さないので、かなり限定的だと思ってください。
インターネットで探す
行政書士に知り合いがいない場合など、
知り合いに知られたくない場合などなら、インターネットで探すことをお勧めします。
インターネットを使って行政書士を探す方法もいろいろとありますが、以下のような方法を試してみるといいでしょう。
- 都道府県の行政書士会のホームページで行政書士を探す
- 行政書士のポータルサイトで行政書士を探す
- 自分でホームページを開設している行政書士を探す
お勧めなのは、自分でホームページを開設して、積極的に情報を発信している行政書士です。
得意な分野についてはっきりと打ち出していくため、わかりやすいこともポイントになってきます。
実際の問題として、行政書士になるための行政書士試験は、法律を取り扱う専門職の中では最も難易度が低いとされてきました。
ところが、試験内容と個々の業務内容が直結していません。
特化している分野について積極的にホームページで発信している行政書士なら、知識・経験の点でも問題は少ないでしょう。
自分から発信しているのですから、安心して依頼をすることができます。
行政書士を選ぶポイント
自分が依頼したい分野に特化している行政書士が複数見つかる場合もあります。
検索していれば、当然色々出てくるからです。
その中で行政書士を選ぶことになりますが、どのような条件で見つければいいでしょうか。
複数の行政書士の中から選ぶときのポイントとしては、次のようなものが挙げられます。
実績
実績は行政書士を選ぶ大事な基準です。
ホームページに実績がどれくらい記載されているのか、お客様の声があるのか、といったことを確認してみましょう。
報酬
報酬も行政書士を選ぶ基準となります。
報酬の額と報酬が明確になっているところは、少なくても良心的です。
そのため、ホームページに記載があるかを確認しましょう。
話しやすさ
話しやすさは、行政書士の大事な基準なのは、どんなことを言っても人間同士のつながりになるからです。
高圧的ではないか、相談や依頼にあたってわかりやすく説明してくれるかといった部分は必ず確認してください。
まとめ
本ページでは、行政書士の探し方について、ご紹介させていただきました。
行政書士の探し方は、大きく
- 紹介
- 電話帳
- 看板
- インターネット
といった手法があります。
行政書士は、それぞれ特化している分野がありますので、自分が依頼したいことにつながるか判断が大切です。
インターネットで探すときも、検索条件に入れておくと見つけやすくなります。
また、その際には業務経験がどの程度あるのか、人柄についても確認されるといいでしょう。